『いつの日かガザが私たちを打ち負かすだろう 早尾貴紀対談集』の刊行記念として、昨年夏にサラ・ロイ著『なぜガザなのか』刊行後ご出演いただいた早尾貴紀さんと先日「小田切さんに嫌な話を聴く」にご出演いただいた小田切拓さんのお二人の対談が収録されていることから、お二人をお招きして、さらに「嫌な話」を聴きたいと思いました。
この対談集のタイトルに込められた早尾さんの思いや、「いつも間に合わない」と昨年仰言っていたこと、そのイカれた仕事量。いま企画を立てて、開催の際にはまたどんな状況になるのかも分からない最悪が更新され続けるパレスチナ。最悪になり続けるイスラエルとアメリカ、もう建前も全部吹っ飛んだ西側諸国とそれに連なる日本、そしてこの国のわたしたち。
先日好評だった「嫌な話」と「おいしいもの」、もぐもぐしながら嫌な話を散々して、これからを一緒に考えましょう!昼スナック開店です!
出演者
ゲスト 早尾 貴紀(はやお たかのり)
1973年生まれ、東京経済大学教員、パレスチナ/イスラエル研究、社会思想史
2002-04年(第二次インティファーダ期)にヘブライ大学客員研究員として東エルサレム在住、パレスチナ人学生らとシェアハウスで暮らす。西岸地区、ガザ地区、イスラエル国内でフィールドワーク。
2011年より東京経済大学教員。海外研修プログラムで学生らをパレスチナ/イスラエルのスタディ・ツアーに引率。
小田切 拓(おだぎり・ひろむ)
1968年生まれ。ジャーナリスト。イスラエル/パレスチナを専門に取材し、渡航回数は現在までで70回あまりに及ぶ。取材歴は20年を超え、「ガザ地区」、「隔離壁」、「オスロ合意」や「経済援助による占領加担」についての構造的分析で知られる。
サトマキ(スナック社会科)
スナック社会科主宰。中年。無職。それでも生きてます。